ふじっぺのゲストハウス開業日記

現在高校3年のふじっぺが、“ゲストハウスしあわせ”を開業するまでを綴った日記です。

〜しあわせパス〜誰でも1泊タダで泊まれる券

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こんにちは

 

こんばんは

 

前回の“ほどこし”に続き、ゲストハウスしあわせに導入する“しあわせパス”というシステムについて紹介していきます。

 

~ほどこし~『3時間業務をお手伝いすれば、一泊タダになる』システムを作ります - ふじっぺのゲストハウス開業日記

 

“しあわせパス”って?

 

使うと1泊タダで泊まれます。

しあわせに“ほどこし”をしに来てくれた誰かが、次の誰かを想って残していった券です。

 

 

【由来】しあわせパスという名前について

 

・“ゲストハウスしあわせ”の券

・誰かとあなたの“仕合せ”でできた券

・パス=券

・パス=渡す

 

こんなところからきています。

 

僕が思うゲストハウスしあわせの信念は、「誰もが受け入れられる場所」そして「恩回し」。

 

「恩回し」についてはのちに説明するとして、この“しあわせパス”は「恩を回す」「想いを回す」、そんな気持ちから生まれました。

 

 

ですが、あえて「恩回し」というネーミングにはしていません。

 

漢字を使っていることもありますが、『恩』という言葉はなんとなく重く感じ、本当に困っている人が使う時に抵抗を与えてしまうと思うのです。

 

「誰もが受け入れられる場所」として存在するはずなのに、人を選んでいるような感じがしてしまうことは、あってはならないので。

 

誰でもふらっと使えるように「しあわせパス」という名前にしました。

 

 

シニア会員向けの会員カードみたいなネーミングですが(笑)、気に入っています。 

 

 

【形に】しあわせパスを目に見える形に

 

“ほどこし”をしにきてくれた方が、宿のお手伝いをして得た1泊タダの権利を誰かのために残していったものです。

 

具体的には、ゲストとしてではなく“ほどこし”をしにしあわせに来てくださった方が発行できます。

 

持って帰って後日自分で使ってもいいし、お知り合いの方に渡すのもあり。

そして、ゲストハウスしあわせの玄関に、だれでも使える券として貼っておくのもあり。

 

 付箋のようなものに“ほどこし”をした日付と何かメッセージを書いて、玄関にでも貼っておこうと考えています。

 

 

玄関なのは、使うときに誰かに見られにくい場所がいいと思うから。

チェックインの時に静かに渡してもらえればOKという形にしようと思います。

 

 

使用するときのルールを1つ決めました。


まだ仮ですが、とりあえず今のところこのように決めています。

 


1人で泊まるときにお使いください。

 

赤信号みんなで渡ればなんとやら、ではないですが、誰かと一緒にチャレンジすることは、良くも悪くも心情的なハードルを下げます。

 


このルールは、誰かと一緒に使うことで、券を使うときのありがたみ(これはしあわせや僕に対してではなく、ほどこしをして券を残してくれた方に対してのもの)が、薄れてしまうことを危惧してつくりました。

 

 


ただ、例えば、今日泊まるあてもなく、お金もない状態のお父さんと、抱っこされたやせ細った小さな娘さんの親子がやって来たとしたら…

 

 


こんな状況が起こりうる可能性は極めて低いですが、ないわけではありません。

 

 


そんな場合のために、“ほどこし”というシステムが使えるのではないか。と考えているのですが、この問題は少し難しいですね。

 


『例外を作った途端に、システムは崩壊する』ということを忘れないように、慎重に考えていきます。

 

 

【想い】お金より大切な『つながり』ができてほしい

 

前回記事にした、“ほどこし”についても言えることですが

 

「そんなにお金がない人を泊めてあげたいなら、手伝いだの券だのはいらなくない?」

と思われる方もいるかもしれません。

 

 

しかし、“しあわせ”はゲストハウスであり、ボランティアハウスではありません。

 

純粋に「お金は取らないよ」というスタンスというわけではないのです。

 

 

 

単に「こちらが1泊分のお金を取らない」と言うだけでは、これはゲストハウスとゲストとの、『個々のつながり』になってしまいます。

 

ですが、「“ほどこし”で生まれた“しあわせパス”を使って泊まる」というのは、ゲストハウス(しあわせ)と“ほどこし”をした誰かとゲストという『仕合せのつながり』になるのです。

 

 

ゲストハウスしあわせが作りたいのは、『個々のつながり』というあつく硬いものではなく、『仕合せのつながり』というあったかくゆるいものなのです。

 

 

そんなつながりを実現するために、この券を作ります。

 

『ゲストハウスしあわせ』のコンセプトのお話 - ふじっぺのゲストハウス開業日記

 

 

また、本当に困っている人が来てくれるかどうかはわからないところです。

 

寂しくて、行く当てのなかった過去の僕のような状況の人が使ってくれたらいいなぁ...と思いつつ、この“しあわせパス”は誰でも使えることを大切にします。

 

 

「あなただけ、特別ね。」という言葉が、凶器になりうることを知っているから。

 

 

 

そしてこの“しあわせパス”は、“ほどこし”と一緒で、情だけでは難しいことをシステムにすることで実現しようとしています。

 

そうすることで無機質なものに見られてしまうのは、どうしても仕方のないことです。

 

しかし、情なんてそもそも、見返りを求めて振りまくものではありません。

 

 

“しあわせパス”で1泊して、帰るときに、ふと「誰かからもらった恩を、自分も誰かに回していこう。」なんて思ってくれたらいいなぁ。という程度に思っています。

 

 

まとめ

 

2つ目のシステム、“しあわせパス”を発表しました。

 

絵(理想)を形にするって、思っている以上に難しいですね。

 

だけど、絶対に必要としている人がいる。そう思いながら心を込めて作っていこうと思います。

 

 

読んでくださってありがとうございました。

 

最後にちょっと。

 

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それでは、またお会いしましょう。

 

 

 

 

 

【おまけ】「恩を回す」ということ

 

僕がヒッチハイクで旅をしていた時に、
「夜の都会は、僕を受け入れてくれない。」
という寂しさを経験し、逆にそれ以上の優しさや愛をたくさんの人からもらいました。


その時は高校2年で、進路について悩んでおり、その中で「もらった恩」について考えたのです。


どうやったら、あんな大きなものを返せるのか。


そうしてたどり着いたのが、「次の誰かに回す」ということ。

 

「恩を返すとしても、どうやって会うの?」
「そもそも、彼らに返したら、さらにそれ以上のものを返してきそう」

そんなところから、だんだんと「恩を返す」という発想をやめ、「恩を回す」ことこそが僕の使命なのではと考えました。


見返りは期待せず、ただ目の前のあなたが嬉しくなることをする。


僕が18で気づいた、人生という道の歩き方です。