ゲストハウスしあわせ物語

‶ゲストハウスしあわせ” 埼玉県深谷市にこの夏OPEN予定です

旅の想いが、巡り会う宿。

 

ゲストハウスしあわせは、今年夏にオープン予定のゲストハウスです。

   

場所は、埼玉県深谷市。

   

このブログは、オープンを目指すオーナーの奮闘記であり、物語です。

   

どうぞ、ごゆっくりしていってください。

   

あなたとの“仕合せ”を嬉しく思います。

   

いつかまた、宿でお会いしましょう。

タダで泊まれる宿をつくる!その仕組みと、込められた想いを解説します。

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ゲストハウスしあわせで導入するシステム“ほどこし”について解説していきます。

 

 

 

 

「“ほどこし”ってなに?」

 

3時間の宿のお手伝いで、1泊タダにします!という制度です。

 

 

名前の由来

施し

 

ほどこすこと

恵み与えること

(広辞苑より)

 

働きかけることで影響を与えることを意味する『施し』という単語からきています。

 

以前ふらっと立ち寄った近所のカフェにて、マスターと常連さんとの会話から聞こえてきた言葉。聞いた途端「ゾクッッッッ!!!」という衝撃を受けました。

 

“しあわせ”という言葉とはまた違った出会い方が、なんだかうれしかったですね。

 

屋号が決まりました。『ゲストハウスしあわせ』といいます。 - ゲストハウスしあわせ物語

 

 

“ほどこし”というシステムを作る理由

 

 

「お金がない」を理由に、旅に出れない若者のために

 

もともと、お金のないバックパッカー(国内のみ)だった僕は、いつも旅の中で泊まる所について悩んでいました。

 

大学生ならネットカフェという選択が妥当かもしれませんが、高校生の場合は法令によって深夜の利用ができないのです。

 

  1. 20 時~翌7時の時間帯の16 歳未満の方のご利用。
  2. 22 時~翌7時の時間帯の18 歳未満の方のご利用。
    (18 歳未満の方は、保護者同伴の場合であっても、22 時~翌7時の時間帯のご利用はお断りさせていただきます)
  3. 18歳以上でも高校生の場合は、22時までのご利用とさせていただきます。
    授業中と思われる時間帯の青少年のご利用はお断り致します。

 

ご利用のルールについては | 快活CLUB

 

 

かといって、1泊6,000円もするようなビジネスホテルを毎回利用する余裕も当然ありません。

 

 

宿が見つからず、高速道路のサービスエリアのフードコーナーで夜を明かしたこともしばしば...(下道のファミレスなんかだと補導される可能性が高い)

 

お金がないので、ヒッチハイクで乗せてもらったドライバーさんの自宅に泊めてもらったこともあります。

 

 

そんな中で、「何でもするから、タダで泊まれる方法ないかなぁ...」と考えていました。

 

それを形にするのが、この“ほどこし”というわけです。

 

ここまでが大まかな理由。

 

 

僕自身がそうだったように、学生時代のひとり旅は、それこそ見える世界がガラッと変わってしまうような大きな体験です。

それを味わう人が少しでも増えてくれたら、勇気が出ない人が一歩踏み出すきっかけになれたらという思いで、僕はこのゲストハウスを作るため動いています。

 

「宿泊費が高い」という壁をなくすため、このシステムを作ります。

 

 

タダで泊まれること に対する気後れ

 

ゲストハウスしあわせ はあくまで宿。お金をもらってゲストさんを泊める商売です。

 

全ての人をタダで泊める、というわけには当然いかず(それだとボランティアです。しかしゆくゆくはそういうシステムも作りたいな〜とも思っています)、宿泊料を払ってもらって泊める形になります。

 

値段設定、収支計画についてはこちら↓

宿泊料はドミトリー1泊4,000円です。だって小銭ってめんどくさいじゃん? - ゲストハウスしあわせ物語

ゲストハウスの収支計画 最悪を予測するということ - ゲストハウスしあわせ物語

 

 

となると、そんな中、タダで泊めてもらう人の立場やいかに....想像してみてください。

 

 

みんながお金を払っているところ、自分だけはタダ。

しかもそのみんなは、これから同じ宿に泊まる仲です。

 

 

優越感?いやいや....気まずいですよ。

 

ゲストハウスを利用する人はみなさんおおらかな方が多いという印象ですが、だからといって、いや、むしろだからこそ「なんか悪いな...自分だけ」という気持ちが強く残ってしまいます。

 

実はこれも僕の実体験が元になっているのですが。

 

 

せっかくの善意(僕の場合は先ほどの“「宿泊費が高い」という壁をなくすため、このシステムを作ります。”という想い)でタダで泊めてあげても、それによって相手が居心地の悪さを感じてしまってはあまり意味がありません。

 

 

それで、この“ほどこし”というシステムは、タダで泊まるための条件があります。

 

 

「3時間宿のお手伝いをしてくれたら」というやつです。

 

 

冒頭の手書きのメッセージにもありますが、

 

その場所の居心地の良さは、

“あなたがそこで何をしてもらうか” ではなく、

“あなたがそこで何をするか”によって決まります。

 

 つまり、「してもらってばっかりだとかえって居心地悪いだろうから、お手伝いしていいよ〜」という理由。

 

あくまでこちらのスタンスは、「タダで泊めてあげたいけど、その優しさが逆に傷つけることになりかねないから」。

 

人にもよるでしょうが、奢ってもらってばかりでかえって居心地悪いとか、そういった経験はあると思うのです。

 

 

 

「いやいや、別に「わるいな〜」とか思わないから。「タダで泊まれてラッキー」だから。」という方は.....(そもそもこのブログを読んでいることはないと思いますが)、できれば他を当たってください。

 

 

 

ゲストハウスしあわせをあなたにとって居心地のいい場所してもらうためにも、このシステムはあります。

 

 

具体的には?

 

「仕組みはわかった。でも実際はどんな感じでまわるの? 」

 

そうですね。これから説明していきます。 

 

朝と昼にそれぞれ 3時間/コマ の枠を設け、業務の手伝いをしてもらう

 

 

基本的には朝の掃除枠と、昼の掃除枠を、それぞれ内容を変えてお手伝いしてもらう形になります。

 

掃除は宿の仕事の大半を占めるものであり、かつ属人性が低いもの。

 

飲食店のアルバイトだって、最初にバイト見習いがやるのは皿洗いや机拭きのはずです。 

 

 

ちなみに3時間という設定は、ちょっと時給の良い(およそ1,300円×3=ほぼ1泊分)アルバイトと同じくらいかなというのと、それ以上の時間だと、やることがなさすぎると考えているから。

 

 

やることというと例えば

 

・床掃き

・床拭き

・洗濯(シーツ、タオル等)

・ベッドメイク

 

 

僕一人でもできることですが、逆にそれくらいの作業の方が教える手間、覚える手間が少なくて済みます。

 

早く終わったら“ほどこし日記”みたいなものを書いてもらおうかな...とか考えてみたり。

 

 

チェックイン等のお金のやり取りや、街案内などの属人性が高いものは僕がやるので、難しいことはさせないと思います。というか、3時間でそんなに色々詰め込めないです。

 

 

 

最後に

 

 

この“ほどこし”がこの宿の本質。

 

であるがゆえに、ちゃんと理解してくれる人も少ないと思います。

 

しかしそれで構いません。

 

 

「“タダで泊まれる宿”なんてキャッチーですね」

 

「人件費を削れるアイデア

 

 

という感じで広まっていくのもある意味では正解。

 

曲解されたり、表面だけの理解で止まってしまうのは仕方のないことです。

 

実際、「手伝いをしたらタダにするよ!」なんて、案外その辺にあります。

 

 

そんな中で、なぜ僕がこのシステムを使った宿をやりたいのかを今回ここに綴ってみました。

 

 

それを感じとって、共感してくれたら、それほどしあわせなことはありません。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

また、お会いしましょう。